意外と知らない日本文化!葬儀と通夜の違いって?

日本人にとってかつては常識であったことでも、時代の流れとともにもともとの意味合いが薄れていき、現代ではたんなる形式になってしまっている、ということも少なくはありません。葬儀と通夜の違いもそのひとつであり、宗教的意識の薄い現代人にとっては、何となく知ってはいるけれど、正確に説明することはできないという類のテーマに入ると考えられます。

葬儀と通夜の違いを端的に表すと、時系列の違い、ということになります。本来、通夜と葬儀を合わせて弔いの儀式とされており、通常は通夜のほうが葬儀よりも先に行われます。通夜では故人の身内やゆかりのある親類縁者など、本当の意味で親しい人たちがかわるがわる焼香をすませ、灯したローソクの灯を絶やさないように一晩じゅう故人とともに過ごすのが正式なスタイルとされています。

本来的には、通夜、告別式、葬儀という順で行われるのが正式とされていますが、最近では葬儀全体のプロセスが簡略化され、通夜の段階から一般の弔問客を受け入れる半通夜が一般的になりつつあり、通夜と葬儀、告別式の境界線は次第にあいまいになりつつあります。ただ、それぞれの意味を正確に理解しておくことはいざ自分が葬儀を仕切る立場になった際に知識として非常に役立ちますので、今のうちから少しずつ日本の文化としてふれておきましょう。