葬儀のあと、知らないと後悔する!遺言とエンディングノートの違い

理想の葬儀などについて書き記すツールとして、最近では遺言に代わってエンディングノートが注目されています。遺言よりも堅苦しくなく、手軽に死後の希望を伝えられる手段として定着しつつありますが、遺言とエンディングノートはまったく同じものではなく、いくつかの違いを把握したうえで区別しなければいざという時に思わぬ後悔をすることになります。

まず、遺言は法的に効力を認められた公の文書であり、遺言書として記された事柄は基本的にすべて故人の遺志として認識され、守らなければならないものとして定義されます。一方、エンディングノートはあくまでも個人の日記の延長線上であり、法的に効力を認められたものではありません。したがって、エンディングノートを遺言書のかわりに取り扱うことはできず、公文書でもないためノートに書かれている内容を守る義務も課されません。

法的拘束力こそないものの、エンディングノートは今や終活の必須ツールとして広く浸透しており、本人と家族との一種のコミュニケーションツールとして活用されることが多くなっています。時代がさらに下り、エンディングノートの影響力がさらに強まることになれば、葬儀の後のエンディングノートそのものも法的効力を認められるようになり、遺言書とならぶ公文書として定義される日が来るのではないでしょうか。